ナポリは15日、ホームにインテルを迎えて、1−1のドローで試合を終えた。この結果、ナポリは最終節を待たずに、3位で今シーズンのセリエAを終えることが確定。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に予備予選なしで出場することが決まっている。

試合後、歓喜に沸くスタジアムで、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長がマイクを取り、スタンドのファンにメッセージを送った。

「(監督のワルテル・)マッツァーリと彼のスタッフ、最高のシーズンを送ってくれたチームに感謝したい。そして何より、ファンタスティックなナポリのファンに感謝している。みんなはこの街の最高の象徴だ。(退団の噂がある)マッツァーリとは、ロッカールームで会って抱き合った。しかし、彼を手放すつもりはない」

FWエセキエル・ラベッシは、次のように話している。

「終盤の試合は疲れもあって、苦しい戦いが続いた。でも、運良く目標を達成することができたね。この街にふさわしい結果だよ。みんなのためにうれしく思う。メディカルスタッフにもテクニカルスタッフにも倉庫番の人にも、僕たちと一緒に働いてきたみんなに感謝している。一人じゃ何もできないからね。僕たちはすごく層の厚いチームというわけじゃないけど、この目標に達した。とにかく、今は大喜びするときだ。(マッツァーリ監督の去就は)彼が決めることだよ。残ることになっても、出て行くことになっても、僕は彼の決断を尊重する」

マッツァーリ監督は、以下のように述べた。

「最高の夜だった。みんなにとって、特にファンにとって、ふさわしい結果だった。会長と抱き合ったよ。個人としても、プロとしても、良い関係だ。一緒に戦ってきて、これから席について話をするときだね。私にとって、(ホームの)サン・パオロでのラストゲームかって? まずはクラブと話をしなければならない」