ミランMFジェンナーロ・ガットゥーゾは12日午前、アドリアーノ・ガッリアーニ副会長からお目玉を食らった。スクデット獲得(セリエA優勝)が決まった後、同選手はファンとともに、昨シーズンまでミランを率いていたレオナルド現インテル監督を非難するチャントをしている。

ガットゥーゾの行為が問題視される中、クラブは浮かれすぎないように警告を発したようだ。『スカイ』のインタビューに応じたガッリアーニ副会長は、「ガットゥーゾは私が言ったことを分かっている。私はすでに、ガットゥーゾが間違いをしたと言った。この話は終わりにしよう。もううんざりだからね。私はインテルとレオナルドに謝罪したよ」と話した。

ミラノで行われたパニーニ社の50周年記念イベントには、インテルのマッシモ・モラッティ会長も出席した。『ガゼッタ』の独占インタビューに答えた同会長は、ガットゥーゾとレオナルドの問題について、「レオナルドのことは残念だ。こういった形で侮辱されてしまうと、誰でも悪い形で残ってしまうからね」と述べている。

さらにモラッティ会長は、インテルの今シーズンを振り返った。イタリア・スーパーカップ、クラブ・ワールドカップを制しているインテルは、コッパ・イタリア決勝でパレルモを倒すと“ミニ3冠”達成だ。このことに触れた会長は、「少し後退だね。昨シーズンの3冠は素晴らしいもので、これはまた異なることだ。しかし、重要なことには変わりない。今シーズンの目標にたどり着いたということだね」と話した。