リヴァプール好調の要因はトーレス依存からの脱却

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 リヴァプールのケニー・ダルグリッシュ監督は、攻撃のオプションが増えたことがチームの好調の理由であると語った。イギリス紙『ガーディアン』が報じた。

 リヴァプールは、フェルナンド・トーレスが1月にチェルシーへと移籍するまで、このスペイン代表FWとスティーヴン・ジェラードの2人に依存してきた。事実、一昨シーズンの総得点のうち、2人が決めた割合は実に39%。昨シーズンに至っては44%が2人の得点だった。

 絶対的な柱が存在する一方で、2人が抑えられてしまえば攻撃は停滞。故障や出場停止でキープレーヤーを欠くことになればチーム状態は深刻なものとなる。

 しかし、トーレスが移籍して生まれ変わったリヴァプールは、最近7試合で16ポイントを獲得と絶好調だ。ゴール数もディルク・カイトが12得点、マキシ・ロドリゲスが7点、ラウール・メイレレスが5点、ジェラードが4点。新加入のルイス・スアレスとアンディ・キャロルもそれぞれ3得点と2ゴールを記録するなど、現在は誰かに依存するような戦い方をしていない。

「攻撃のオプションが増えることはみんなにとって良いことだよ。成功するチームはいくつも最高のオプションを持っているものだ。それがなくて成功したチームはないと思うよ」

 トーレスはチェルシー移籍後、わずか1ゴールしか挙げていない一方で、リヴァプールは生まれ変わることに成功。明暗を分けた移籍マーケットでの出来事だといえそうだ。

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