ナポリはワルテル・マッツァーリ監督が残留するかどうか、まだ分かっていない。同監督は7日の記者会見で、「クラブには言ってある。私が続投するかは確実ではない。ここに残るかどうかはまだ困惑していることは、クラブにも伝えたよ」と語った。今後の別れにつながる可能性のあるコメントだ。指揮官は次のように続けている。

「続投するかはシーズンが終わってから言う。だが、1人で決めることはないよ。いずれにしても契約を結んでいるんだからね。私が正直にやっていることは、称賛されるべきだろう。だが実際は批判されている。繰り返すが、私は自分がどう考えるか、クラブに知らせてあるんだ。個人的に誰とも問題はない。ただ、プロとしての関係はまた別の物だ。監督というのは、やった仕事で評価されなければいけない」

その結果だが、マッツァーリ監督はナポリのベンチで、チャンピンズリーグ(CL)出場権獲得という、驚くような結果を残している。そして8日のレッチェ戦は、ナポリにとって2位の座を狙う機会となるかもしれない。

「今年の私の仕事はまだ終わっていない。気を逸らされたくないんだ。練習を再開したときに、選手たちには明確に伝えたよ。彼らは素晴らしかったが、まだ3試合が残っており、イタリアの2位という“タイトル”を獲得するために、さらなる努力をしなければいけないとね。だから、レッチェ戦でも我々のスピリットが変わることはない」

それはまた、マッツァーリ監督に長くナポリにとどまってほしいと願うサポーターたちの敬意に対するものだ。指揮官は「ファンは私を中傷する者たちに惑わされてはいけない。むしろ、この素晴らしい1年を祝うことを考えるべきだ。21年前からCLに出ていないんだからね」とつけ加えている。