ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は1日、シーズン後の進退を明確にしていないワルテル・マッツァーリ会長と話し合っている。だが、同監督の去就はそれでもあまり明確になっていない。

大学のセミナーに出席した同会長は、学生からMFマレク・ハムシクやマッツァーリ監督が退団するのかどうかと聞かれると、「ハムシクは絶対にない」と、言葉少なだが明確に答えた。拍手が沸き起こったものの、マッツァーリ監督に関しては疑問が残ったということだ。

デ・ラウレンティス会長は「普段の私は決して誰のことも解任しない。だがサッカーでは、一度だけそれがあった」とも述べた。実際には一度ではない。ゼネラルマネジャーだったピエルパオロ・マリーノ氏だけでなく、指揮官だけを見てもエディ・レヤ監督やロベルト・ドナドーニ監督がいる。

マーケットについて、デ・ラウレンティス会長は「中盤と前線については、チームを強化しなければいけないだろう」と付け加え、「私がナポリを買収すると決めたときから、飛躍を遂げたんだ」と胸を張った。

また、デ・ラウレンティス会長はサッカー界について、「あなた(学生)がレーガ・カルチョに来たら、確実にコメディー映画がつくれるだろう」とコメント。UEFAのミシェル・プラティニ会長に対しても、「ビジネスに関しては能力がない。ヨーロッパリーグ予選は災難だよ。莫大な収入をもたらすであろうスーパーリーグの方が良い」と苦言を呈している。