リーガエスパニョーラでのクラシコの前日、レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督は、会見で記者かの質問をアシスタントコーチに受けさせ、自らは話をしなかった。だが19日、コパ・デル・レイ決勝のクラシコを前にした会見で、モウリーニョ監督は口を開いている。

レアルのアルフレッド・ディ・ステファノ名誉会長は、16日のクラシコを受け、レアルのプレーが「あまりに守備的」だったと語った。モウリーニョ監督は19日の会見で、これに対して次のように述べている。

「ディ・ステファノはレアルの歴史で最も重要な人物の一人だ。そして彼と比べれば、私は何者でもない。リスペクトしなければいけないし、彼の考えにコメントをしてはいけないね。だが、監督は私であり、私が決める。とにかく、明日の試合は土曜の試合とは関係ないものだ」

「明日は4人のDFと3人のMF、そして3人のFWで戦う。彼らがボールを持っているときは、チームとして11人で守るよ。君ら(メディア)は6人で守るのを見るのに慣れているがね。マドリッドのメディアがチームの勝利を願っているかは知らない。だが、サポーターたちは盲目ではなく、彼らは我々とともにいる」

バルセロナのペップ・グアルディオラ監督は「ピント(第2GK)と10人の選手」が出場すると話しているが、モウリーニョ監督は「セルヒオ・ラモスと10人の選手が出場する。これはファイナルであり、どちらが有利ということはない。ともに勝つ可能性があり、スタンドには何の問題もないよ。私は力の劣るチームを相手にたくさんのファイナルを戦い、それらの試合は拮抗していた。同じことは、上回っているチームと対戦するときにも起きることだ」と語った。

いずれにしても、ほぼ優勝がなくなったリーガに続き、コパ・デル・レイも獲得できなければ、レアルの目標はチャンピオンズリーグだけとなる。だがモウリーニョ監督は、「初めて(フロレンティーノ・)ペレス会長と話したとき、彼からは誠実でプロフェッショナルな仕事に専念すること以外、何も求められなかった。明日の試合に勝てば良いし、そうじゃなくても人生は続く」と強調している。