ナポリは17日のセリエA第33節で、ウディネーゼをホームに迎える。ワルテル・マッツァーリ監督は前日会見で、「我々は夢の中にいる。残り6試合で2位にいるのは、我々にとってすでにそれだけで夢のようだからだ。残りの6試合でもその夢を見続けよう。だがまずは、そこから醒めないようにしなければいけない」と語った。

ミランやインテルとスクデットを争うナポリは、今シーズンの真の“発見”だ。マッツァーリ監督はそのことに胸を張っている。

「ここまでの我々は強かった。とても強かった。おそらく、我々をうとましく思う者もいるだろう。ビッグクラブにとって、我々はいるべきではない位置にいるからだ。我々は夏の時点での順位をひっくり返しており、これはシステム全体を少しかき乱している。(ジョヴァンニ・)トラパットーニや(チェーザレ・)プランデッリなど、無関係の人だけが我々に共感を覚えているんだよ」

ウディネーゼとの一戦はスペクタクルになるはずだ。マッツァーリ監督はこの試合に向け、次のように話している。

「ウディネーゼはアウェーでとてもうまく力を発揮している。私は(フランチェスコ・)グイドリン監督をすごく評価しているんだ。(アレクシス・)サンチェスと(アントニオ・)ディ・ナターレの復帰を望んでいるだろうが、いずれにしても彼らには(ヘルマン・)デニスのように代役がいるし、良いサッカーをしてくるだろうね。私は、リーグで最も美しいサッカーをしている2チームの対戦だと思う」

ナポリは本拠地サン・パオロの6万人の観客、そして首位ミランを追いかけ続けたいという思いに後押しされるだろう。

「我々は無敗が続いており、調子が上がっている。この試合はこれまで同様に、そしてこれからの試合と同じように重要な一戦だ。我々は2位だが、ミランにインテルというほかのライバルたちよりも難しい日程を控えている。ただ、我々は気迫に満ちているよ。サポーターが刺激を与えてくれている。プレッシャーに事欠かないのは当然だが、周囲の情熱と緊張感とで、うまくバランスがとれていると思う。チームがその緊張感を欠くことは、あってはならないんだ」