チェルシーは12日のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグで、マンチェスター・ユナイテッドと対戦する。本拠地スタンフォード・ブリッジでのファーストレグを、FWウェイン・ルーニーのゴールで0−1と落としているチェルシーのカルロ・アンチェロッティ監督は、自らの進退が懸かった一戦だと理解している。CLから敗退すれば、それは別れのプレリュードとなるかもしれないのだ。

アンチェロッティ監督は前日記者会見で、次のように話している。

「我々はまだ状況をひっくり返すことができる。ファーストレグではもっとうまくやることもできた。ただ、我々は敗北に値しなかったがね。素晴らしい試合をする可能性は十分にある。私は恐れていないし、心配していないよ。こういう勝負に加われて幸せというだけだ。選手たちのベストを引きだすために、自分の能力のすべてを使っていく」

一方、マンUのアレックス・ファーガソン監督は、試合を翌日に控えて対戦相手を挑発している。

「チェルシーはCLに固執している。だから彼らはフェルナンド・トーレスを獲得したんだ。だが、これは優勝するのがとても難しい大会だよ。ヨーロッパのすべての強豪チームがいるからだ。絶好調のバルセロナとレアル・マドリーを見れば分かるだろう。彼らが準決勝で対戦するのを見ることになるだろうね。ファンタスティックだ」

「今年の我々は、特にディフェンス陣にケガ人がいたが、うまく切り抜けてきた。アンデルソンやリオ・ファーディナンド、(アントニオ・)バレンシアといった選手たちの復帰は、非常に大きな違いとなる。彼らはフレッシュだし、どうプレーすべきかを知っているんだ。新戦力を獲得し、適応するのを待つのとは違うんだよ」

マンUはMFダレン・フレッチャーとDFラファエウの出場が微妙。ファーストレグでひざを負傷したラファエウが出場するかは、直前のテストで決まるだろう。