ナポリは10日のセリエA第32節で、ボローニャに2−0と勝利を収めた。現地時間夜の試合でミランが勝利するまで、同勝ち点で首位タイに並んだことで、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は「夢は生きていく助けになる。夢を見るものは、よりよく生きられるんだ。ナポリは夢を見る必要がある」と、熱意を込めて話している。

「ナポリが超ビッグクラブたちと同じレベルのサポーターを持つチームであることを、イタリア人に気づいてもらいたい。1万5000人が(遠征に)動き、ダッラーラ(ボローニャ本拠地)の入場記録をつくることは、決して小さなことじゃないんだ」

「ナポリがこの位置にいるのが驚きと言われるのが気に入らないね。我々が上に来るたびに、選手たちや指揮官の能力によるものではなく、聖霊のおかげとされてしまうんだよ」

「我々は首位ではない。(たとえミランが10日の試合に負けていても)直接対決の結果からミランが首位なんだ。我々は1試合ずつ、できるだけ遠くにいきたいと思っている」

最後に、デ・ラウレンティス会長はワルテル・マッツァーリ監督の去就について、「みんなが彼のことを欲しがっている? だが、彼は契約下にあるんだ。続投? もちろんさ」と明言している。