インテルのマッシモ・モラッティ会長が31日、連盟検事のステーファノ・パラッツィ氏と約2時間にわたって直接会談した。終了後、モラッティ会長は「会談はどうだったか? 大事なのは会談があったということだ。どうだったかは、彼に聞くべきだろう。だが、双方ともに落ち着いた、礼儀正しい会談だったよ」と話している。

パラッツィ検事は、ユヴェントスが2005-06シーズンのスクデットのインテルへの授与取り消しを求めたことに関して、モラッティ会長へのヒアリングを望んだ。同会長はこの会談を「バカげている」と話していたが、これについては「そのときも心配はしていなかった。ひどい状況だと考えていたが、その発言については謝罪したよ。後悔している」とコメントした。

また、この会談を経てどういう結果になるかについては、「今後の決定に首を突っ込みたくはない。もちろん、私は自分の立場に確信を持っているが、だからといって裁決を下す自由を奪うというものではない」と述べるにとどまっている。

2日にはミラン対インテルのミラノダービーが行われる。その直前に会談があったことについて、モラッティ会長は「不適切ではない。この件に関して私の話を聞きたいと望んだのは正しいことだ。これはインテルではなく、私に関することだよ。06年のスクデットが悩みの種? まったくそんなことはない」と話した。

一方で、モラッティ会長はプレーについて考えるべきだとし、「いつもすべてに集中する必要がある。土曜に重要な試合があるという事実が大事であることに変わりはない」とつけ加えている。