13日のパルマ戦で勝利を収め、首位ミランとの勝ち点差を再び6ポイントに縮めたナポリ。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、ナポリがスクデットやチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに踏みとどまっていると語った。

「今季のリーグ戦は予測できず、とても素晴らしい。ナポリにとってはこれから9試合のファイナルとなる。ウディネーゼのように調子を上げているチーム、欧州カップ戦圏内に近づいているフィオレンティーナのようなチームに気をつけなければいけない。今年のリーグ戦は面白いよ。誠実さとスポーツマンシップがこの終盤戦の予測のできなさにつながったんだ」

好調ナポリを率いるワルテル・マッツァーリ監督には、ユヴェントスをはじめとする他クラブからの関心が噂されている。だが、デ・ラウレンティス会長は「リーグ終盤戦について話そう」とコメント。次のように述べるにとどまった。

「マッツァーリは良い人物だ。彼は時間をかけ、リーグ戦終了まで話を先送りにしたことで、そうしないと毎日のように騒がれることに蓋をした。私は、ほかのクラブが彼に関心を寄せてうれしく思っている。彼が評価されなければ、どれだけひどかったことか。私は彼を手放さない。彼は複数年契約を結んでいる。だがいつか、彼がナポリでは居心地が良くないと感じたら、そのときは考慮しよう。進むべき道はたくさんある。だが、我々の目標はナポリを偉大にすることだけだ。彼は裏切らないと思う」

「スクデットとCL? まだ何も決まっていない。あらゆることがオープンだ。すべてのチームにその力がある。