ナポリは12日のセリエA第25節で、ローマと敵地で対戦する。ワルテル・マッツァーリ監督はチームからの重要な答えを待っているようだ。前日会見で同監督は次のように話している。

「我々がどのようにピッチへ向かうのか、興味あるところだね。対戦相手がどこかを考えてはいけない。アグレッシブにいき、彼らのプレーの源を抑え、自分たちの動きのキレを増さなければならないね。我々はビッグクラブとの対戦で、試合へのアプローチにおいて冷静を欠くことが何度かあった。試合の舞台を考え、それに左右されてはいけない」

「ナポリは17年もローマで勝っていない。前半戦の対戦でタブーを打ち破ったのだから、また完璧なパフォーマンスが必要だ。さらなる自信につながるだろう」

MFマレク・ハムシクは、ナポリが最後まで首位を目指して戦うと話している。だが、マッツァーリ監督は目標を定めていない。

「チャンピオンズリーグ(CL)に出場できるか、言葉に出せない目標を達成できるかは、それが実現するなら、そのときに考えよう。無意識ながらも順位表のことを考えると、その都度、我々はその重みを感じてしまった。だから、順位表を見るのは最後の日にしなければいけない。どんなことにも気をそらされてはいけないんだ」

いずれにしても、2月はナポリの今後にとって決め手となるような1カ月だ。

「順位表における勝ち点差は少なく、それがリーグ戦を魅力的にさせている。まずはローマ戦に集中しよう。ローマの選手はそれぞれ強い。リーグ戦のトップクラスに入る、完成されたチームだ。ディフェンスラインに欠場者がいることも、さほど影響しないと思う」

「(クラウディオ・)ラニエリ監督は素晴らしい指揮官だ。前線には4人の優れた選手たちがいる。だから、誰に欠場してほしいとか、希望はないよ」