9日の国際親善試合でドイツ代表とドルトムントで対戦するイタリア代表。GKジャンルイジ・ブッフォンはドルトムントで行われた2006年ワールドカップ(W杯)準決勝でドイツを相手に快挙を成し遂げた選手の一人だ。8日の記者会見に出席したブッフォンは、次のように話している。

「満足している。負傷から復帰して代表にも戻ってきた。代表でさらに満足したいと思っている。06年7月4日のドイツとの準決勝は、僕のキャリアにおいて最も重要な試合だった。間違いなく、最高の夜だったよ。国外からイタリアに対する批判? 少なくともサッカーに関して、イタリアが一線級であるというイメージを与えたい」

「彼らは最近の結果に確信を持ってこの試合に臨む。僕らは監督とアイデンティティーが変わった。僕らに失うものはないんだ。ただ、自分たちに競争力があり、前に進めるということを示せるはずだ。簡単じゃないだろうけど、刺激的なのは確かだね。EURO予選突破は可能なんだ。W杯が終わったときに思っていたことと比べると、今は物事がうまくいっている。僕は5度目のW杯に出たい。6度目も第3GKとしてあるかもね」

「(外国生まれの選手の代表入りについて)サッカーも世界もこの方向で進んでいる。グローバリズムと一緒さ。大事なのは、ルールを守ることだ。チアゴ・モッタのようなレベルの選手(が加わること)は、一つのアドバンテージだよ」

「(コンディションについて)長く戦列を離れていたから、少しは代償を払わなければいけないと分かっていた。自分が最強だと言うなら、僕は常にそれを示さなければいけない。黙ってセーブしなければね。そして何より、勝利を目指さなければいけない。僕は5年前から勝っていないんだ。最初の2、3年は、パフォーマンスこそ悪くなかった。でも最後の1年半は、チームの結果を考えても、僕のことが騒がれても仕方がないと思う。僕に対する期待は常に大きいんだ」

また、ブッフォンは所属のユヴェントスについても次のように話している。

「最悪の時期は過ぎ去ったと願っているよ。でも、(次節)インテル戦でそれを裏づけなければいけない。ユヴェントスのことを評価するのは、リーグ戦が終わるのを待つ必要がある。代表にインテルの選手たちがいる? うれしいことさ。この数年のインテルは常にイタリアサッカーの基準だったし、今の彼らはより将来が期待される若手に賭けている。代表はその恩恵を受けるはずだ。インテルとのライバル関係? カルチョーポリがあったときはそうだったけど、今は前を見るのが正しいことだ。最近の判定ミス? 見落としだよ」