ナポリは6日のセリエA第24節でチェゼーナと対戦し、ホームで2−0と勝利を収めている。首位ミランが引き分けたため、2位ナポリとの勝ち点差は3ポイントまで縮まった。「我々は我々自身の道のりを進まなければならない」と語るナポリのワルテル・マッツァーリ監督は、試合後に次のように話している。

「(前節)キエーヴォ戦はひどい敗戦だった。だが、今日の我々は良い試合をしたよ。フレッシュな選手たちが良いゲームをしてくれたね。キエーヴォ戦ではこぼれ球も拾えず、相手の方がよりモチベーションがあるようだった。ほかの敗戦でもやっていなかったような試合だったんだ。良い試合をたくさんしてきて、アクシデントがあるのは仕方がないよ。今日の姿勢は違ったね。すぐに分かったはずだ。相手を見くびらなかった」

また、マッツァーリ監督は「ナポリのファンは我々と一緒に成長している。1試合勝って喜び、1試合に負けて落ち込んでいた時と比べ、成熟したと思うよ。今はよりバランスがとれており、チームと観客の一体感も素晴らしい」と続け、チームやサポーターの姿勢に賛辞を送った。

一方、クラブのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、次のように喜びをあらわにしている。

「スクデットという言葉はみんなが頑張るために、そしてほかの人にとっては夢を見るために、とても役立つものだ。開幕時、私は十分に理性的に考えて、昨年の6位を上回る5位で満足できると言った。ジンクスを信じる性質でね。スクデットやチャンピオンズリーグという言葉は決して言わないよ。だが、夢を見るのは素晴らしいことだし、(映画プロデューサーの)私は映画をつくることで夢をプレゼントしているんだ」