ナポリは23日のセリエA第21節で、バーリに2−0と勝利を収めた。単独2位のナポリだが、ワルテル・マッツァーリ監督は「このまま続けなければいけない。ほかのことを考えていてはいけないよ」と、満足しきってはいない様子。さらに、同監督は「バーリ戦は成長の印だった」と語った。

「バーリは良いサッカーをするチームで、簡単な相手ではなかった。彼らのホームで対戦するのは難しかったよ。我々はうまく彼らにプレーをさせなかった。先制点を決めるのと、勝負をつけるまでに、かなり時間をかけてしまったがね。我々はまだ3つのコンペティションで勝ち残っており、さらにリーグ戦では現時点で2位にいるんだ」

また、エセキエル・ラベッシとエディンソン・カバーニのゴールについては、「ストライカーがより多くのゴールを決めるのは普通のことだ」とコメント。「だが、非常に多くの犠牲を払い、それでも7ゴールを決めている(マレク・)ハムシクもいる」と、“3番手”の存在を強調している。

その上で、同監督は「FWたちがチーム全体の仕事の恩恵を受けるのは普通のこと。ラベッシ? ゴールに近いところでプレーすれば、その恩恵はあるということを、我々は彼に分からせたのさ」と続けた。

ナポリはミッドウィークのコッパ・イタリア準々決勝で、王者インテルと対戦する。マッツァーリ監督は「より疲れていないチームを選ぶことは確かだ。できるだけベストのメンバーを起用していきたい。サン・パオロ(本拠地)で戦うのだから、可能なことも、不可能なこともやっていくよ。より保証を与えてくれるチームを使う」と述べている。