ナポリは18日、コッパ・イタリア5回戦でボローニャと対戦し、2−1と勝利を収めた。準々決勝進出を決めたナポリのワルテル・マッツァーリ監督は、イタリア『RAIスポーツ』のインタビューで、パフォーマンスが冴えなかったMFマレク・ハムシクらについて、次のように話している。

「前回の試合と比べて9人を変えた。だが、メカニズムは変わらない。我々が唯一改善しなければいけないのは、試合が終わったと思ってしまったときのことだ」

「日曜の試合(フィオレンティーナ戦)では、彼がいればゴールを決められたはずだとみんなが言っていた。今夜のように調子が良くなくても、彼は戦術的にインテリジェントで、我々にとってプラスアルファの存在だよ。私にとっては常に彼が良いプレーをしており、すごく評価している。試合は楽になっていたし、(次節)バーリ戦に出ると分かっている選手は、少し力をセーブしたのかもしれないね」

「(ホセ・)ソサ? 我々が破壊的なプレーを見せていた序盤、彼はその動きの一員だったし、重要なプレーをしていた。それから全員がリラックスし、ペースが落ちたんだよ」

「ボローニャにゴールを奪われていなかったら、もっと早く(クリスティアーノ・)ルカレッリを投入していた。だが、彼は深刻なケガから戻ってきたところだから、再発を恐れたんだよ。彼は5分間プレーした。リスタートしたんだし、我々にとって有益な存在となってくれるだろう。

ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦で対戦するビジャレアルのFWジュゼッペ・ロッシは、ナポリに高い評価をしていた。同選手が加わった場合、選手起用に困るのではないかと問われると、マッツァーリ監督は次のように答えている。

「私は(アントニオ・)カッサーノも指揮したんだ。多くの重要な選手たちのこともね。問題を抱えたことはなかった。大事なのは、はっきりと話をして、監督が必要としていることを理解してもらうことだ。チョイスできるというのは、いつだってより良いことなんだよ」