1月のマーケットが再開するまであとわずかとなった。セリエAの主要クラブは、現状でどのような動きを見せる予定なのか。ここではローマの2クラブ、2位タイのナポリについて見てみよう。

△ローマ
イギリスのブックメーカーによると、ロサンゼルス・ギャラクシーMFデイヴィッド・ベッカム加入の可能性は低い。現時点では噂に過ぎないが、何が起きるかは誰にも分からないだろう。そのほか、アーセナルDFエマヌエル・エブエやウェスト・ハムDFヴァロン・ベーラミの獲得が希望。

一方、アドリアーノは残留することになりそうだ。ミラン戦でのスタメン出場に加え、獲得を望むブラジル勢の資金が足りないことから、移籍の可能性は小さくなっている。また、GKドニはマラガ移籍に近づいている。

△ラツィオ
エディ・レヤ監督は高さと強さを持つCFを望んでいる。ブレーメンFWウーゴ・アルメイダの可能性が下がっているのに対し、再浮上しているのがセルティックFWゲオルギオス・サマラス、バイエルン・ミュンヘンFWミロスラフ・クローゼ(ユヴェントスも注目している)、そして以前からのお気に入りであるマンチェスター・シティFWロケ・サンタクルスだ。

もう一つのターゲットは、ポリバレントなサイドバック。夢はインテルDFダヴィデ・サントンだろう。より可能性があるのは、サンプドリアDFレト・ツィーグラーだ。ただし同選手については、競争相手も増えることになる。

△ナポリ
6月の補強に向けては、すでにエストゥディアンテスからDFフェデリコ・フェルナンデスを獲得している。だが守備陣については、1月のマーケットでも補強があるだろう。今季末で契約が満了となるDFパオロ・カンナヴァーロとは、1年間の契約延長を交渉している。夢はジェノアDFドメニコ・クリッシトの獲得だ。

ほかにも、ボローニャDFミゲル・アンヘル・ブリトス、トリノDFアンジェロ・オグボンナ、ジェノアDFエミリアーノ・モレッティ、ミランDFソクラティス・パパスタソプロスらが候補。チャンスがあれば、中盤にビッグネームが加入するかもしれない。現時点ではユヴェントスMFモモ・シソコの名前が挙がっている。