インテルは22日のセリエA第4節で、バーリにホームで4−0と圧勝した。最も満足していたのは、2得点を挙げたFWディエゴ・ミリートだ。同選手は試合後、次のように話している。

「うれしいよ。FWにとってゴールを決めることが最も重要なのは当然だ。でも、僕はずっと落ち着いていた。得点が生まれなかったときもね。今はたくさんの人に感謝したい。ずっと僕のそばにいてくれたすべてのインテリスタたち、チームメートたち、そしてスタッフたちにね。もうこれで止まりたくない。ただ、自分のパフォーマンス以上に大事なのは、チームが勝利したことだ。インテルが独走? まだ時間はたくさんあるんだ。僕らは、今季のリーグ戦がタフなものだと自覚しているよ」

一方、ラファエル・ベニテス監督も当然のようにうれしそうにコメントしている。

「これで独走というわけじゃない。リーグ戦はまだ長いんだ。まだ始まったばかりだよ。でも、首位に立つのはいつだって良いことだ。とても難しいチームとの対戦で、我々は最高の試合をした。プレーは改善できるが、今日のような正しいメンタリティーがあれば、常に勝つことができるはずだ」

「我々にはたくさんのクオリティーがある。フォーメーションの影響もあるが、決してそれは決定的なものではない。ミリートがゴールを決めるようになることは言っていたはずだ。今のように仕事をしていれば、もっと得点を奪えるはずだよ」

また、ベニテス監督は開幕時に衝突していたと言われるFWサミュエル・エトーについて、次のように強調した。

「衝突などなかった。私は彼のことを知っているんだ。17歳のときにレアル(・マドリー)の下部組織にいたからね。彼のメンタリティーはよく分かっている。開幕のときに彼とは長く話をした。我々は彼が左サイドでも右サイドでもプレーできると考えている。ただ、よりゴールに近いところでプレーできるということもね」

「彼はCFとしてプレーすることを望む。だが、我々にはエトーのほかにも(ヴェスレイ・)スナイデルやミリート、(ゴラン・パンデフ)といった選手たちがいる。私はクオリティーの高い4人の選手がいるのを好むんだ。だから、ポジションを変える必要がある。今日やパレルモ戦はとてもうまくやれたよ」