インテルは19日、セリエA第3節でパレルモと対戦する。18日の前日会見に臨んだラファエル・ベニテス監督は、「スナイデル? 打撲があるから、リスクを冒さず、待つ方が良いだろう」と、MFヴェスレイ・スナイデルを招集メンバーに含めなかったことを明らかにした。同選手は14日のチャンピオンズリーグ・トゥエンテ戦の直前練習で訴えた痛みが18日に再発し、休養を取ることになった。

スナイデルに関してネガティブなサプライズがあったのと対照に、FWゴラン・パンデフがケガから復帰というポジティブなサプライズもある。ベニテス監督は「コウチーニョは現時点でスタメン出場する予定だ。(デヤン・)スタンコビッチも調子が良く、起用できる状態だよ。パンデフ? 練習はしたし、大丈夫だ」と続けている。

敵地パレルモの気候は暑くなると見られているが、ベニテス監督は気候条件を心配していないようだ。

「それは全員にとって同じであり、影響はないと思う。我々は強いチームだし、彼らもまた同じだ。難しい試合になるだろう。パレルモは木曜に(ヨーロッパリーグの)試合をした? それも大きな違いはないよ。私はイングランド時代、代表戦が終わってから土曜の12時45分キックオフで戦っていた」

一方、ベニテス監督はパレルモ戦に臨むフォーメーションについて、詳細は明かしていない。

「ロンボ(中盤ひし形)? ここイタリアでは魚だってことを学んだよ(ロンボはイタリア語でヒラメの意味もある)。私は、いろいろな形で戦えると思っている。違いとなるのはフォーメーションではなく、インテンシティだよ」

「ディフェンスを改善しなければいけないのは明らかだ。だが、私はチームがやっているたくさんのことに満足している。20分間はそれがやれて、90分間通じてはできないということもあるかもしれない。ウディネーゼ戦では序盤がとても良かったし、ボローニャ戦やトゥエンテ戦では後半が良くなったからね。我々はどんどんトップコンディションに近づいていっているが、時間が必要だよ。簡単なことじゃない。頭の中にあることと、使える選手たちはまた別物だからね」

また、ベニテス監督はインスピレーションを感じる同僚やほかのチームについて、バルセロナがより良いプレーをしているとの見解を示している。

「あそこでは少なくとも10年という長期間の仕事がある。(ペップ・)グアルディオラ監督のように優秀で、下部組織も含めたすべての選手たちを知っている指揮官もいる。インテル? インテルはまだコンスタントに進化しているところだ。ただ、ゴールにはまだ遠いだろう」