山東省済南市の子どもたち45名が文化交流のために訪日し、その感想をブログに綴った。子どもたちは済南小主人報に所属する「記者」たちで、2名の大人の引率のもと、7月18日から5日間にわたって日本旅行を行ったという。

 ブログでは、「日本という国は中国人にとって忘却・油断できない国であると同時に、発展・発達した国だ。礼儀を重んじ、絵に描いたように美しい国でもある」とし、日本旅行を通じて多くの収穫を得たと綴っている。

 文章を綴った子どもの同級生のうち、日本を訪れたことのある子どもが2名ほどいるそうで、「自分の目に映る日本は、彼らから聞いた日本の姿と同じだろうか?」と期待を綴る。さらに、母親から「日本をしっかりと見てくるように」と言われたことを明かし、心に期待感がわき上がるのを感じたと述べた。

 静岡空港に降り立った45名の「記者」たちは、日本の子どもたちの出迎えを受け、静岡県のお茶の郷博物館や昆虫博物館を見学した。日本滞在中、「記者」たちは静岡県庁や魚市場、防災センター、静岡新聞社などを見学したという。

 文章を綴った子どもは、5日間にわたる日本旅行を通じて、「心が平静を取り戻すことができないほど、多くのものを見て、多くのものを感じ、多くのことを考えさせられた」と述べた。文章では、日本は気候の穏やかな美しい国で、緑化が進んだ清潔な国だったとし、「日本の街中にはゴミ箱がなかった。人びとはゴミを持ち帰って捨てているそうだが、高度な自覚と自律がなければできないことである。尊敬に値する」と述べた。

 さらに、日本は強大で効率の良い国であると述べ、静岡新聞社の効率的でスピードのある仕事は敬服しつつも恐ろしいほどだったと述べている。さらに、日本人はとても仕事熱心で友好的、親切だったと語り、日本旅行中に接した日本人に感謝を示した。また文章では、「日本の大きい点と小さい点」に言及。国土は小さく資源に乏しくとも、日本の企業は強く、日本人の気概は大きいと語り、日本の一般的な家は小さいが、日本人の能力は高いと述べている。(編集担当:畠山栄)



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