シャムロック・ローヴァーズとのヨーロッパリーグ(EL)予選ファーストレグまで2日。ユヴェントスDFジョルジョ・キエッリーニがリーダーらしいコメントを残している。何かを宣言することなく、謙虚に、勝つことが簡単ではないという自覚を持っているようだ。シーズンの目標はチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得。そしてとにかく、チームを再建することだという。

「犠牲の一年となるだろう。僕らはゼロからリスタートしなければいけない。すべてを基本から再建しなければいけないんだ。去年のことを考えれば、普通のことだよ。首脳陣も一つのサイクルを終え、改革を目指している。時間が必要なのは当然だ。去年の僕らは何かに勝てるんじゃないかと思っていた。でも、実際にどうなったかは周知のとおりだ」

「昨シーズンのことを考えれば、現実的にはすぐに何かに勝つのは難しいことだろう。インテルとの差は大きいし、サポーターも今年が再建の年ということを理解しなければいけない。今日の時点でスクデットを獲得できると言うのは、彼らファンを勘違いさせることになるだろう。現実的な目標はCL出場権獲得だと思う。僕らはチームを再建しなければいけないんだ」

「僕がユーヴェを出て行くことを考えたことはない。クラブも僕の残留を強調してくれた。売りに出されたと感じたことはないよ。直接話してみるまでは、疑問が残るのは当然だけどね。クラブと最初に会ったときから、僕らは一致していた。幹部たちとも、テクニカルスタッフたちともね」

「木曜からすぐに大事な試合がある。過小評価したら、考えたくもないリスクになりかねない試合だ。それから幹部に会って、合意するはずだよ。僕はこのクラブやサポーター、街と深くつながっている。ここへは若いとき、20歳そこそこでやって来た。それから男になって、選手としても成長したんだ。僕はまだ何年もここにいたいと思っている。クラブによるところも大きいから、何も約束はできないけどね。でも、それぞれの希望は同じだと思うよ」