今シーズン、まれにみる大不振を極めたユヴェントスで、“被告席”に立たされ、その原因とされている選手の一人が、ブラジル代表MFフェリペ・メロだ。だが、ブラジル代表のドゥンガ監督は、決して彼を信じることをやめなかった。南アフリカ・ワールドカップの初戦を目前に控え、F・メロは次のように話している。

「イタリアで最初のクラブとなったフィオレンティーナでは、グループとしてすべてが機能していた。コレクティブで、僕も良いシーズンを送ったんだ。でも、ユヴェントスではチーム全体が機能しなかった。ただ、僕は自分がやったことについて満足している」

「どんなビッグクラブであっても、勝てないシーズンというのは訪れるものだ。来シーズンは勝利ばかりになることを願っているよ。もしかたしたら、インテルがやったことを、僕らがやれるかもしれない。僕は僕で、責任の小さな一端は負うよ。でも、あくまでも全員の責任だったんだ」

「ここブラジル代表では、すべてが異なる。ここには陽気さがあるし、友達もたくさんいるんだ。助けてもらわなければいけないときに、助けてくれる人たちがいる。でもユヴェントスでは、コレクティブな点において、何も機能していなかったんだよ」