今シーズンのミランでレギュラーとして活躍しているFWマルコ・ボッリエッロは、復活を遂げたFWロナウジーニョと良い関係を築いている。そのためボッリエッロは、昨シーズンまでチームの大黒柱だったMFカカーよりも、ロナウジーニョの方が優れていると感じているようだ。また、クラブとの衝突が続いていたインテルFWマリオ・バロテッリのことにも触れている。

――ロナウジーニョはカカーより上だと言えますか?

「もちろんだよ。ジーニョは止まっていても何かできる唯一の選手だ。カカーももちろん、偉大な選手だよ。でも、フィジカル面が低下したら、普通の選手になってしまう。だから、僕にとってはロナウジーニョの方がクオリティーの高い選手なんだ」

――バロテッリのことは注目していましたか?

「当然、見ていたよ」

――どうお考えでしょう?

「ミランでは同じようなことが起きたことはないだろう、ってことだね」

――それはなぜですか?

「インテルに比べてミランというクラブは、はるかに組織されているんだ。(MFクラレンス・)セードルフや(DFアレッサンドロ・)ネスタ、(MFジェンナーロ・)ガットゥーゾといった選手がいて、若手を助けている。テレビで評判を落とすようなことはさせないね。彼らは僕にだって面と向かって話をする。でも、それはすべて裏でのことで、ロッカールームから出ることはないんだよ」

――バロテッリのことはご存知ですか?

「知っているよ。でも、友達とは言えないね。選手として好きだよ。彼の強さは信じられないレベルにあるし、技術も素晴らしい。一緒にプレーしてみたいと思うね」

――ミランに加入して欲しいと?

「(バロテッリがインテルでつけている)45番の背番号は用意できるよ。もし彼がくるならうれしいね。それは(オーナーであるシルヴィオ・)ベルルスコーニも言っていたことだよ」