「僕らはインテルと4ポイント差だ。今は重要な時期であり、僕らはさらに強くなっている」。ミランFWロナウジーニョはその楽観的な姿勢を隠していない。ミランの未来に大きな自信を抱いている。自身の調子ももはやパーフェクトに近くなっており、同選手はイタリア『スカイ・スポーツ』に対し、「今シーズンはすごくコンスタントにやれていて、素晴らしく過ごせた。再生の秘訣? 僕らミランの全員が、とても重要な仕事をやっているんだよ」と語った。

戦術面におけるグループのサポートも大きいだろう。ロナウジーニョは「良いプレーをするために、僕にはサイドバックや(マッシモ・)アンブロジーニが必要だ。彼ら全員がとても重要な仕事をしているんだよ。キャラクターがすごい? ここには何年も前からいる選手がたくさんおり、サポーターたちも偉大なレベルのチームに慣れている」と話している。

さらに、ロナウジーニョは「僕はバルセロナで何年もこういうプレーをしてきたし、とてもやりやすいよ」と、「4-2-ファンタジー」のフォーメーションを気に入っているとも述べている。その結果は明らかだ。またそれは、FWアレシャンドレ・パトの飛躍が期待していた以上だったからでもあるだろう。しかし、そのパトは負傷してしまい、ストップを強いられる恐れがある。ロナウジーニョはパトについて、次のようにコメントした。

「僕らは一緒にプレーするのに慣れている。彼の動きは知っているし、彼は僕を信頼してくれている。きっとすぐにも戻ってくるさ。僕らにはマンシーニもいて、彼がカバーできるよ。(イニャツィオ・)アバーテだっているんだ。ただ、彼が早く戻ってこられれば、その方が良いけどね」

ミランはこれからローマ戦、チャンピオンズリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦と、シーズンで最も重要な2試合に向かうこととなる。ロナウジーニョは「とても大切な2試合だ。僕らはうまくやれるはずだし、決して自信を失ってはいけない。オールド・トラフォードで逆転? 僕はいつだってすごくポジティブなんだ。困難においてもね。不可能ではない。ミランは遠くまで行ける。今はハッピーなんだ。物事がうまく進んでいる」と続けている。

最後に、ブラジル代表について。ロナウジーニョはすでにワールドカップ出場への切符を逃してしまったかのように思われる。ドゥンガ監督は彼を招集しておらず、本大会に出られない恐れがあるのだ。だがロナウジーニョは、「代表のことは考えているよ。たくさんの友達がいるし、彼らと一緒にいたい。でも、僕はミランで自分のベストを尽くし、監督と世界に自分が(代表に)ふさわしいことを示すことを考えているんだ。目標? 勝ち取ってきたものすべてにまた勝つことだ。それがどれだけ素晴らしいかは分かっているし、またすべてを経験したいんだよ」