レアル・マドリーは来夏、アーセナルMFセスク・ファブレガスを獲得するために、8000万ユーロ(約106億7000万円)もの大金を用意しているようだ。もちろん、レアルがこれだけの金額をすべてアーセナルに支払うわけではない。一部をキャッシュで、残りはレアルFWゴンサロ・イグアインで支払うということだ。現金で支払われるのは4500万ユーロ(約60億円)になり、イグアインには3500万ユーロ(約46億7000万円)弱の評価がつけられているという。

レアルとしては、MFラファエル・ファン・デル・ファールトを交渉に織り込みたいと望んでいるようだが、英紙『デイリー・スポーツ』によると、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督の要望は変わらないという。本当にセスクがエミレーツ・スタジアムを去るのなら、大金とイグアインが必要というわけだ。なお、セスクはアーセナルと2014年までの契約を結んでいる。

一方、『デイリー・スター』によれば、バルセロナのペップ・グアルディオラ監督は、今季終了後に満了となる契約の延長について、セスク獲得が「必要不可欠な条件」だと話しているという。

なお、アーセナルは守備陣の補強を必要としており、『デイリー・ミラー』によると、先日ノッツ・カウンティを去った元イングランド代表DFソル・キャンベルがシーズン終了まで加わるようだ。同選手は2カ月前からアーセナルで練習しており、ヴェンゲル監督を納得させたという。ただし、キャンベルにはハル・シティもオファーの準備をしている。