そちらの失敗作をこちらで受けるから、こっちの失敗作を受け取ってくれ。英紙『デキリー・ミラー』が報じた、ミランFWクラース・ヤン・フンテラールとトッテナムFWロマン・パブリュチェンコのトレード話を要約すると、こういうことになるだろう。

フンテラールがドーバー海峡を渡り、パブリュチェンコをミラノへ連れてくる。このアイデアは、重量級のストライカーを求めるレオナルド監督が望んでいるそうだ。夏にレアル・マドリーから獲得したフンテラールが、期待していたような活躍を残していないことが理由である。

ただし、ファンデ・ラモス元監督がトッテナム加入を望んだパブリュチェンコも、決してフンテラール以上の結果を出しているわけではない(今季は先発が1試合もなく、11分間の出場にとどまっている)。だが、環境を変えることで、それぞれの選手が生き返ることもあるだろうか…?

一方、インテルで脇役を演じることに疲れているMFパトリック・ヴィエラも、新たな未来を望んでいる。実際には、ヴィエラ本人が認めているように、同選手のインテル退団が実現するのはシーズン終了後になるだろう。しかし、英紙『サン』は、ヴィエラの移籍が1月に早まる可能性があるとし、すでにトッテナムやアーセナル、パリ・サンジェルマンといったクラブが魅力を感じているそうだ。