サンプドリアに0−1で敗れたインテルのジョゼ・モウリーニョ監督が、試合後、数日ぶりにメディアの質問に答えた。この数日間、モウリーニョ監督はメディアの前から姿を消していた。

「こうして君たちメディアの前に現れたのは、クラブから要請があったからだ。要請がなかったら、沈黙を続けるつもりだったからね」

モウリーニョ監督が、険しい表情でサンプドリア戦を振り返った。

「われわれはいいプレーをしたが、しかしサッカーはゴールを決めなければ勝てない。だからこの試合結果は気に入らない。なぜバロテッリを代えた? 監督はわたしで、そのわたしが選択した。いつでもすべての采配を説明する必要はない」

FWサミュエル・エトーの話になった時でも、モウリーニョ監督の表情は固いままだった。

「エトーのプレーエリアが相手ゴールから遠かった? わたしはそれほど遠かったと思わない。中盤にスナイデルやモッタがいなかったから、何かが足りなかったのだろう。3つ(DF、MF、FW)のライン間にスペースがあったからかもしれない」

サンプドリア 1−0 インテル

得点者:パッツィーニ(72分)

サンプドリア(4−4−2):カステラッツィ;スタンケビチウス、ルッキーニ、ガスタルデッロ、ツィークラー;ベッルッチ(69分ザウリ)、パロンボ、ポーリ(65分ティッソーネ)、マンニーニ(81分フランチェスキーニ);パッツィーニ、カッサーノ

(控え:グアルダルベン、ロッシ、ポッツィ、カッチャトーレ) 監督:デル・ネーリ
警告:パロンボ、ルッキーニ、カッサーノ、パッツィーニ、ガスタルデッロ

インテル(4−3−3):J・セーザル;マイコン、ルッシオ、サムエル、サントン;ヴィエラ(61分スタンコビッチ)、カンビアッソ(73分クアレスマ)、サネッティ;バロテッリ(62分キブ)、ミリート、エトー

(控え:トルド、コルドバ、マンシーニ、スアソ) 監督:モウリーニョ
警告:マイコン