“ごく普通の生活を味あわせてあげたい”、兄マイケルの遺志にジャネット・ジャクソンがついに立ちあがった。

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今年2月の話になるが、マイケルが自分の余命は短いと覚悟し、妹ジャネットに万が一際は3人の子供たちの面倒を頼みたいとお願いしていた、というニュースをこちらでもお伝えしていた。実はジャネットは、7年越しの恋人、ジャーメイン・デュプリと数日前に破局している。まさに兄マイケルが託した通りの人生を歩み出そうとしているのであろうか。

ジャネット・ジャクソンが兄マイケルの残した忘れ形見、プリンス君(12)、パリスちゃん(11)、ブランケット君(7)という幼い3人の子の面倒を見る意思を示したと伝えたのは、米CBSニュース。「もしも子供たちが望むのであれば、私が面倒を見るわ」、そうジャネットが初めて口にしたと報じた。

現在マイケルの3人の子供たちは、ビバリー・ヒルズを北西に進んだエンシーノという土地にある祖母キャサリンさんの家で暮らしている。だが、高齢ということもあってキャサリンさんは今、メディアの取材攻勢やパパラッチの存在、身代金目的の誘拐や泥棒を非常に恐れている。

なお、ここ数週間メディアによる “マイケルの子供たちが今後誰によって育てられることが理想か” といったアンケートでは、本当に多くの人々がジャネットの名を挙げている。

理由は、ジャクソン・ファミリーにおける成長段階、そして音楽活動の中でマイケルが一番信頼し仲が良かったのがジャネットであったこと、マイケルのネバーランド少年性愛裁判では一貫して無実を訴え続け、大変献身的であったこと、そして何よりジャネットは、マイケル同様ショービジネスの世界の厳しさやメディアの冷たさを痛感してきたことにあるようだ。

子供たちにはどうか普通の人生をと願うマイケルの気持ちを、ジャネットなら理解してくれる、ハリウッドの喧噪から子供たちを守ろうと努力してくれる、そうした期待に応えられる唯一の人間だと人々は感じているのだ。

2002年7月に作成した遺言状が見つかり、母キャサリンさんがダメな場合の後見人にダイアナ・ロスを指名したと話題になったが、マイケルが今年になってから直にジャネットに相談したという事実は、やはり重視すべき遺志と言える。

『Entertainment Tonight』では、マイケルが人生のよきアドバイザー師と仰いでいたレヴァレンド・ジューン・ギャトリンさんへの取材に成功している。

「人生のあらゆる局面で、すべてがきちんと秩序正しくあることが彼にとってはとても大事でした。お母様が全てを司ってくれるはず、子供たちのことも何もかもと…。でも、もしもお母様がダメなら、妹のジャネットだといつもマイケルは言っていました。」
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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