日本時間の9月29日午後4時から、24時間に渡る「Xbox Live!」のメンテナンスが行なわれた。今回のメンテナンスは、「New Xbox Experience」のため、とのことだが、「New Xbox Experience」って何? という人のためにどのようなものか紹介しよう。







「New Xbox Experience」は、ブレードと呼ばれるメニュー形式のトップ画面に代わり、よりインタラクティブに選択できるようにメニュー画面が大幅に変更されたものだ。従来のゲーマーアイコンに代わりアバターの追加が大きな変更点だ。アバターはいわばWiiに搭載されているMiiに近いもの。アバターは肌の色や髪型、そして洋服などコーディネイトを行ない自分だけのアバターを作成できる。作成したアバターを使ってゲーム内に登場させたり、ゲームをプレイして一定の条件でボーナスとしてアバター用のアイテムが入手できたりするとも将来可能になるかもしれない。また、同時に8人のフレンドとパーティを組んでチャットをしたり、オンラインゲームをプレイも可能。それぞれ別のゲームをプレイしいてもボイスチャットができる機能は秀逸だ。

また、今回の更新で「HDDインストール」機能も追加される。元々Xbox360は12倍速のDVDドライブを使い、高速回転を行なって読み込みスピードを上げていた。そのためためソフトによっては物凄い音がしており、それが不快と思う人もいたことだろう。「HDDインストール」は文字通りゲームデータ自体をHDDにインストールする機能。正確にはXbox360のHDDドライブに仮想空間を作り、そこにゲームデータを圧縮して保存するというもの。そのためゲームをプレイするには、DVDドライブにディスクを入れておく必要がある。一度ゲームが始まれば、ディスクは回転しなくなるので非常に静か且つゲームの読み込みスピードも向上する。これは、おそらくほとんどのXbox360ユーザーが待ち望んでいた機能ではないだろうか。「ロストオデッセイ」のようなロード時間が長めのゲームやDVDドライブに負荷をかけていた「デッドライジング」なども快適にプレイできるようになるのは非常に嬉しい限りだ。

このほかにもVGA出力時に16:10のアスペクト比の設定が可能になり、1440×900と1680×1050の解像度に対応になる。アスペクト比固定拡大を持たないモニタでも歪まない画像表示になるので、PCの液晶モニタでプレイしている人にとっては朗報だ。

これらの大規模なアップデートは11月に予定されている。多くのXbox360ユーザーにとって非常に楽しみなものだ。筆者もそのひとりとして、より快適に楽しくゲームがプレイできることに期待したい。

(編集部:Cyndi)
 
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