ウェストハムの次期監督候補として、ジャンフランコ・ゾーラとロベルト・ドナドーニの両氏が最有力と見られているが、クラブは7日、4名の候補者は横一線の状態だと主張した。

 ウェストハムのマイク・リー理事との話し合いで、ゾーラとドナドーニは好印象を残したようだが、同氏はスラヴェン・ビリッチ・クロアチア代表監督とミカエル・ラウドルップ前ヘタフェ監督の可能性も否定しなかった。ビリッチ監督はいまだクラブと直接会談を持っていないが、ラウドルップ氏は月曜日に面談が予定されている。

「今のところ、本命と言われる人物はいない。我々は正当な手続きをとって人選を進めている。数多くの申し出があったことに驚き、喜んでもいるが、候補者をリストアップし、来週のウェストブロム戦までには決定したいと考えている。ビリッチは候補になりうるが、(年内はクロアチア代表監督を続けるというような)何らかの理由で1月まで待たなければならないのなら、候補にはなれない。いずれにしろ、ワクワクするような顔ぶれが揃っているので、難しい決断になりそうだね。すでに行われた面談では、ドナドーニとゾーラはとても魅力的だったよ」とリー理事は語った。