スペイン人テニスプレーヤー、世界ランキング2位のラファエル・ナダルも母国のユーロ決勝進出に興奮し、ドイツとの決勝戦でスペインが優勝してくれると信じている一人だ。

「なんという日!なんという喜びなんだ!ドイツには絶対に勝てる。彼らはポルトガルを敗っているし、常に勝利を収める手強いライバルだ。でも、スペインは最高のチームだし、日曜日にはそれを証明すると思う。この決勝戦を見ることができることが僕にとってどんなにうれしいことか、君たちは想像できないだろうね」。

 現在、テニスのウィンブルドンに参戦中のナダルは“エル・ムンド”紙のブログでそう興奮ぶりを書き綴っている。26日に行われたロシア対スペインの準決勝をロンドンに借りている家で観戦するためウィンブルドン2回戦の試合時間の変更を大会主催者側に要請したほどの入れ込みようだ。ナダルのおじは元スペイン代表DFのミゲル・アンヘル・ナダルで、彼もまた12歳までフットボール選手だったこともあり、フットボールへの関心は高く、母国を応援したかったのだろう。ナダルの声援はスペイン代表にもしっかり届き、0-3でスペインが完勝した。「ゴールにはこれまでにないほど飛び上がり、叫びまくった。なんてスゴいんだ!スペイン、最高!」とブログでその興奮ぶりを明らかにしている。

 種目は違えど、同じスポーツ選手として戦っているナダルからのエールはスペイン代表のメンバーにとって大きな励みとなる。ナダルのエールを胸に刻み、スペイン代表は日曜日、ドイツとの決戦に臨むことだろう。

(スペイン通信)