イングランド代表のファビオ・カペッロ新監督がFAカップのアストン・ビラ対マンチェスター・ユナイテッド(5日)の一戦を視察。代表監督としての初仕事を終えたイタリア人監督は、イングランド人選手のプレーに満足気な様子だった。

 マンUのFWウェイン・ルーニーやDFリオ・ファーディナンドなどの代表選手はもちろん、アストン・ビラのFWガブリエル・アグボンラホルやMFアシュリー・ヤングといった若手選手の視察を目的にビラ・パークを訪れたカペッロ。後半25分から途中出場したルーニーがゴールを奪った試合展開に加え、スタジアムのファンから受けた歓迎ムードにも喜びを見せた。

「素晴らしい試合を視察させてもらった。イングランド人選手も数多くプレーしていたしね。そして、途中交代で入ったルーニーが試合を決定づけるパフォーマンスを披露してくれたことにも満足している。私の初仕事としてはとてもよかったと思う。また、スタジアムで受けた歓迎にも感謝しているよ。ファンには温かく迎えてもらったし、アストン・ビラも非常に協力的だった」

 イングランド代表監督としての初仕事を終え、ついに始動したカペッロ政権。代表候補選手のプレーぶりに大きな手ごたえを感じている指揮官は、「今後は出来るだけ多くの試合を視察したい」とコメント。2月6日に控えるスイス代表との親善試合に向け、代表選手の絞込みを急ぐつもりのようだ。