TBSは2007年2月18日、情報バラエティ番組「サンデー・ジャポン」で柳沢伯夫厚生労働大臣の発言を不適切に編集し、実際と異なる趣旨で放送したとして、おわびのコメントを放送した。

   2月11日放送のサンデージャポンでは、民主党の小宮山洋子議員の「(こどもを)2人以上持つことがなぜ極めて健全なのか」という質問の後に、柳沢厚労相が謝罪している答弁を編集して流した。しかし実際には、この謝罪は「女性を『産む機械』にたとえた発言」に関するもので、「健全」発言についてのものではなかった。

   この点について、18日のサンデー・ジャポンの放送終了直後に、TBSの女性アナウンサーが登場して、「柳沢大臣がいずれの発言についても謝罪していたと担当者が勘違いしていたことが原因でした」と説明し、「関係者ならびに視聴者の皆様におわびを申し上げるとともに、再発防止の徹底に努めてまいります」とおわびした。また、サンデー・ジャポンの番組ホームページ上にも同様のコメントを掲載した。