提供:週刊実話

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 北方領土の国後島を訪問した際に酒に酔って大声で騒ぐなどし、「北方領土は戦争でなければ取り返せない」などという主旨の発言をした丸山穂高衆院議員のウソが明らかになり、大炎上している。丸山議員は先の発言がもとで、所属している日本維新の会を除名となっている。

 ウソが分かったのは飲酒について。会見で丸山議員は酒に酔って発言したと述べていた。丸山議員は2015年に東京・JR蒲田駅付近で居酒屋を出たところで一般人と口論。相手に殴られたことから丸山議員も相手の手を噛み、警察の事情聴取を受けたことがある。

 この問題が発覚すると丸山議員は自身のツイッターで「丸山穂高です。先日の不始末について猛省と自重の決意の証しとして自主的に、禁酒宣誓書を今井幹事長へ提出してまいりました」とつづり、「あらゆるトラブルを予防するため、今後の議員在職中において公私一切酒を口に致しません。32にもなって汗顔の至りでございますが、いまだ至らぬ自らを刻苦精励してまいります」などと神妙なツイートを投稿していた。

 今回の問題で丸山議員は自ら誓った禁を破った格好となり、ツイッターは炎上。5月15日現在、メンション欄には約3400を超える投稿がなされた。その内容は、
《恥ずかしくないのか》
《謝罪じゃなくて必要なのは『辞任』です》
《嘘つきは泥棒の始まりでしたね》
《何で呑んじゃったかなぁ 噛みつきのときに宣誓書いたんじゃなかったですか?》
 といった批判ばかり。しかも「お酒の失敗じゃない あなたの失敗です」と書かれたポスター画像も投稿されている。

 丸山議員は議員辞職はせず、無所属で議員活動を続ける方針を表明。しかし、野党が辞職勧告決議案の提出を視野に検討に入ったと報道されている。もし提出されれば、15日に維新の会・松井一郎代表も「もちろん、われわれも賛成する」と明言していることから、維新の会も賛成に回るとみられている。

 この包囲網に丸山議員はツイッターで「憲政史上例を見ない、言論府が自らの首を絞める辞職勧告決議案かと。提出され審議されるなら、こちらも相応の反論や弁明を行います。ただ問題は、議運委や本会議では本人からの弁明機会の機会すらない。その場合には、この機会にYouTube等で自ら国内外へ以下のさまざまな配信を」と反発する内容を投稿。動画配信やSNSで徹底抗戦する意向を明らかにした。

 これに対して再びメンションには「また、明るいうちから飲んでるのか? おとなしく寝てろ」「クセがすごい 早くやめてー!」などと反発の声が届いている。

 当の丸山議員は「日ロ外交の問題から、与野党の議場で不問になっている過去の他議員不祥事、提出に賛成するなら維新も含めた各会派の問題点も同時にこの機に世に問いかける形に」と、自身の問題とすり替えるような持論も展開している。これではさらなる炎上を招くだけだろう。