9日、メットライフドームで行われた埼玉西武ライオンズ戦で2000本安打を達成した福岡ソフトバンクホークス・内川聖一が、フジテレビ「S-PARK」(13日放送分)にゲスト出演。2000本安打達成には不可欠といえる得意の右打ちについて説明したほか、8-0で大勝したこの日の北海道日本ハムファイターズ戦で好投した武田翔太について語った。

「最後の一本から15打席かかりましたので。全部終わったわけではないんですけど、気持ちの中では『やっと終わったか』って」とホッとした表情を見せた内川は、右方向への安打が(2000本中)31%と紹介されると、「困った時にボールを長く見て打てる方向は右方向なんです。なのでどちらかというと困ったら右方向に打とうと思ってバッティングをしている」と明かした。

さらに、内川が「タイミングがどうしてもあるので、差し込まれた瞬間に自分の中で切り替える」などと神業的な感覚について説明すると、番組コメンテーターの石井一久氏も過去の対戦経験から「(内川は)決め球に困る。バッターって大体振ってくるのが分かる。内川選手は見逃すなと思ったところからバットが急に出てくる」と絶賛した。

また、番組では、この日の日本ハム戦で2連続完封勝利を挙げた武田翔太の話題に。試合では、6回までノーヒットピッチングを続け、内川も「普段から飄々としているんですけど、今日はいつにも増して自分のペースで投げてましたので。ヒットを打たれましたけど今日は大丈夫だろうなという目で見てました」と目を細めた。

だが、番組が試合後の武田を取材すると、武田は内川に対して「あんまり話せない」という悩みを告白。その上で「怖くはないんですけど、殻を破れない」と続けたが、そのVTRを見た内川は一転、「僕、武田にはいつも厳しいんで、これからも厳しくいきます」とキッパリと言い切った。