思春期の少女の性器がどのように発達していくのかを説明したガイド
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by thatguygil
女性器の美容整形「デザイナー・ヴァギナ」は高額な費用を要し、専門家から「危険だ」という指摘されています。しかし、「ラビアプラスティ」と呼ばれる手術は実際に行われており、イギリスの国民保健サービスの調査によると、2015年から2016年の間で、18歳以下の少女200人以上、15歳以下の少女150人以上がイギリスでラビアプラスティを受けたとのこと。25歳未満のセクシャル・ヘルス&ウェルビーイングを支援するチャリティ「Brook」は、このような状態を受けて性教育の一環として「思春期において女性器はどのように変化するのか」ということを記したガイドを公開しました。
(PDFファイル)https://www.brook.org.uk/data/So_what_is_a_vulva_anyway_final_booklet.pdf
Girls' guide to what a 'normal' vulva looks like - BBC News
http://www.bbc.com/news/health-43373807
「So what is a vulva anyway?」という名のブックレットは、まず最初にvulva(外陰部)そのものの説明からスタート。外陰部は肛門やヴァギナを含まず、クリトリスや陰唇といった部分を指します。
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他人の外陰部を見ることはほとんどないので分かりづらいものですが、外陰部の形状は人それぞれで、「ノーマルな外陰部」が何かを決めるのは難しいとのこと。ポルノなどで見る外陰部はPhotoshopなどで画像処理されているため、ポルノを頼りにすると間違ったイメージを作ることになります。
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クリトリスの大きさもさまざま。
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ヴァギナを守るため外陰部には大陰唇と小陰唇がありますが、小陰唇は真っすぐだったりウェーブがかかっていたり、大陰唇よりも大きかったりと、人によってバリエーションは多岐にわたります。
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思春期において陰毛が生えてくることは、体の成長を示す1つのサイン。陰毛も、色や量、カールしているか真っすぐなのか、など個人差が大きいもの。陰毛を全て剃ると、繊細な部分があらわになるので、自分の体に対する感じ方が変わるとのことです。また、陰毛を剃る方法などについても記されていました。
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思春期における外陰部の変化について、人があまり口にすることはありません。Brookによると、思春期を迎える前の女性は小陰唇が小さく、思春期が始まると発達していくとのこと。この時、両方の陰唇が同じペースで発達するのではなく、片側だけがより発達することもあるといいます。
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友人や親には相談しづらいと感じた場合は、医師や保険医、Brookの専門家などに相談すればOK。身近にいる専門家に相談した場合、このようなガイド、あるいはインターネット情報をもらうかもしれませんが、それでも悩みが続くようならカウンセラーや、外陰部のプロと言える産婦人科医に向かってもよいとのこと。
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陰唇のサイズを小さくするラビアプラスティという手術について、このガイドは外陰部の形は人それぞれであり陰唇を小さくする必要はないと述べています。しかし、それでも気になる人はラビアプラスティを検討する前にまずは総合診療医にかかることが推奨されています。基本的には体が発達途中である18歳以下は、ラビアプラスティを受けるべきではないとのこと。このような手術は出血・感染・細胞の損傷・性器の感度の減少が発生する危険があり、満足する結果が得られないことも多いためです。
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ガイドを作成した一人であるユニヴァーシティ・カレッジ病院のLouise Williamsさんは「この教育リソースは若い人々が自分自身の外陰部がどのように発達していくのかを理解する助けになるでしょう。とくに、外陰部の見た目や感じ方について心配している人々の助けとなると考えています」「私たちはこのガイドが、『ヴァギナにはさまざまな形やサイズがある』と少女たちを安心させ、もし支援が必要な場合にはどこに行けばいいのかがわかるようにしてくれることを望みます」と語りました。