フォニーニが、主審への侮辱を謝罪[全米オープン]

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「全米オープン」(8月28日〜9月10日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の男子シングルス1回戦での非スポーツマン行為への処罰で、24,000ドルの罰金処分が下されていたファビオ・フォニーニ(イタリア)は、自身の犯した過ちについて、それを教訓に学生達と話し合う準備があると話した。

フォニーニは、3回戦まで勝ち進んでいたダブルストーナメントからも追放されており、グランドスラムの大会全てから永久追放される可能性がある。

フォニーニは火曜日に放送されたイタリアのスカイテレビのインタビューの中で「すでに謝罪したニューヨークの主審だけでなく、気分を害された皆様、何よりも女性の皆様に謝罪する。」とコメントした。

「性差別主義者だといわれるのはつらい。それは事実ではない。」と、2015年の全米オープンで優勝したフラビア・ペンネッタ(イタリア)を妻に持つフォニーニは話す。

「私の行為の重大さについては理解しており、非常に間違ったことをしてしまったと分かっている。」
「私はすべてのテニススクールや、その他のどんな学校にでも出向き、そこで子供たちに自分の行ってしまった過ち、二度と繰り返さない過ちについての考えを話す準備ができている。」と話している。

気性の荒い選手として知られるフォニーニは、2014年のウィンブルドンで1回戦の勝利試合中に激情し、27,500ドルの罰金を課せられている。彼はメンタルコーチと共に、神経を落ち着かせるようトレーニングを行っている。

「最近は結構うまくいっていた。そして説明のできない激情がまた起こってしまった。」と話している。

もしフォニーニの行為が「重大な違反」と定められれば、イタリアも行動規範の違反に対し250,000ドルの罰金を課せられることとなる。

(C)AP(テニスデイリー/ワウコム)

※写真は「全米オープン」男子シングルスを1回戦で敗退したフォニーニ
Fabio Fognini, of Italy, reacts after losing a point to Stefano Travaglia, of Italy, during the first round of the U.S. Open tennis tournament, Wednesday, Aug. 30, 2017, in New York. (AP Photo/Michael Noble)