■MF 13 服部年宏(ジュビロ磐田)
2012シーズンにJ2のFC岐阜でリーグ戦42試合フルタイム出場を達成。翌2013シーズン限りで現役引退。古巣・磐田の強化部長として名波監督を支え、昨年6月からは静岡県サッカー協会の理事も務めている。43歳。

■FW 14 岡野雅行(浦和レッズ)
日本を悲願のワールドカップ初出場に導いたヒーローは、ガイナーレ鳥取でプレーした2013シーズン限りで現役引退。鳥取のゼネラルマネージャーに就任し、今年4月からは代表取締役という肩書も加わっている。44歳。

■MF 15 森島寛晃(セレッソ大阪)
C大阪一筋で2008シーズンまでプレーし、「ミスターセレッソ」の肩書と背番号8を香川真司に託して引退。今シーズンから強化部門のトップとなる、フットボールオペレーショングループの部長に就いている。45歳。

■DF 16 斉藤俊秀(清水エスパルス)
選手兼監督を務めた藤枝MYFCで静岡県リーグ1部からJFLまでプレー。2013シーズン限りで退団し、現役も引退。翌年に日本代表ナショナルコーチングスタッフ入りし、現在はU‐17代表コーチを務める。44歳。

■DF 17 秋田豊(鹿島アントラーズ)
京都サンガでプレーした2007シーズン限りで現役引退。京都とFC町田ゼルビアでそれぞれ監督を務める。現在は解説者として活躍し、本田圭佑がプロデュースするSOLTILO FCのスーパーバイザーも務める。46歳。

■FW 18 城彰二(横浜マリノス)
キャプテンを務めた横浜FCを初のJ1昇格に導いた、2006シーズンのオフに電撃的に引退。その後は解説者を務める一方で、2013年からはインテルアカデミージャパンのスポーツディレクターを務めている。41歳。

■DF 19 中西永輔(ジェフユナイテッド市原)
2006シーズン限りで横浜F・マリノスを退団。移籍先を模索するも翌年6月に現役引退。四日市中央工業時代の恩師、城雄士氏が名誉監督、同僚・中田一三が総監督を務めるFC伊勢志摩のアドバイザーを務める。43歳。

■GK 20 川口能活(横浜マリノス)
ジュビロ磐田、FC岐阜などをへて、2016シーズンからJ3のSC相模原でプレー。5月28日の栃木SC戦で今シーズン初先発を果たし、2位につけている相手をシャットアウト。5試合ぶりの勝利をもたらした。41歳。

■GK 21 楢崎正剛(横浜フリューゲルス)
横浜マリノスと横浜Fの吸収・合併を受けて、1999シーズンから名古屋グランパスでプレー。今シーズンはプロ人生で初めてJ2の舞台を戦い、約3分の1を終えて首位に立つ名古屋のゴールマウスを守っている。41歳。

■MF 22 平野孝(名古屋グランパス)
バンクーバー・ホワイトキャップスがMLS昇格を決めた2010シーズンのオフに戦力外を通告され、惜しまれながら退団。翌年1月に現役引退。現在は指導者及び解説者として、幅広いフィールドで活躍している。42歳。

 Jクラブの監督を務めているのが4人。現役としてプレーしているのが5人。そして何よりもカズ本人が横浜FCの「11番」を背負い、2月26日の開幕戦で50歳となったいまもプレー。3月12日のザスパクサツ群馬戦では世界最年長となる50歳と14日でゴールを決めるなど、伝説を刻み続けている。

文=藤江直人