Jタウンネットが「エビフライの尻尾を食べるかどうか」に関する調査記事を、2017年3月31日に公開したところ、読者の皆様から大きな反響があった。Togetterでまとめられ、TOKYO MXの情報番組「バラいろダンディ」でも記事が紹介されると、それは更に加速した。

その結果、「食べる」「食べない」から分派した、様々な派閥が生まれ、ツイッターには多くの意見が投稿された。調査では集められなかったそれぞれの派閥が持つ「理由」について、紹介していきたい。

「よく揚がってれば食べる」



まず紹介するのは「食べる」派だ。こちらの勢力の中には、勢い余って(?)頭まで食べるという意見も複数あった。エビではなくカニだが、ソフトシェルクラブは殻ごと食べるのが普通だ。そう考えると、多少硬くても頭ごといってしまっても不自然ではない......のかもしれない。

次は、食べる派の中でも「条件付きで」とする派閥だ。カラッと揚がっているなら、美味しそうなら、という意見が相次いだ。魚の骨せんべいと同様の感覚だろうか。クリスピー感が重要なのだ。筆者もこちらに属する。

また、他の条件としては、「尻尾の先が切られているなら」というものもあった。構造上の問題から、しっぽの先端部分には泥が溜まっていることがあるという。

最後に、「食べない」派の理由を挙げていきたい。「そもそも食べ物と思っていなかった」という意見が最も目立っていたが、「尻尾が口に刺さる」という理由もあった。後者は「食べる」派の中にも経験したことがある人が多そうだ。

それ以外だと、とある昆虫を連想する人も多くいた。ここでは仮に「アイツ」としておくが、アイツの羽と、エビの尻尾が同じ成分(キチン質)のためだ。なお、カニなど甲殻類の殻も、このキチン質でできている。

あくまで成分が同じというだけだが、日本において、アイツは極度に嫌われている。そのため、それと少しでも関連する事柄は避けたがるようだ。ちなみに、食用のアイツは、意外と美味しい、という噂もある。いつかは実際に食してみて、その真偽を確かめてみたい。