EURO2016でベスト8進出を決めたイタリアの好調を支えているのは、鉄壁の守備陣だ。その一人、DFレオナルド・ボヌッチが、守護神ジャンルイジ・ブッフォンの存在を忘れてはいけないと訴えた。

グループステージで優勝候補の一角ベルギーを下したイタリアは、決勝トーナメント1回戦で王者スペインも撃破。準々決勝では世界王者ドイツとの厳しい一戦が待ち受けているが、大会前の下馬評を覆す躍進ぶりを見せている。

そのイタリアの武器が、「BBC」と呼ばれる守備陣。アンドレア・バルザーリ、ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニの3選手の頭文字を取った愛称だ。レアル・マドリーの「BBC」(ガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド)に負けないトリオとしてイタリアで称賛されている。

だがもちろん、イタリア鉄壁の守備が成り立つのは、最後のとりでがいるからだ。38歳にしていまだ衰えず、むしろ評価を高める一方のブッフォンである。

「BBC」がクローズアップされているのを受けてか、ボヌッチは29日、ツイッターで次のようにつぶやいた。「一つBを加えよう。BBBCだ!」


似顔絵のそっくり具合に驚かされるが、現在のイタリアが一枚岩になっていることを示すツイートと言えるだろう。ユヴェントスのチームメートでもある「BBBC」は、7月2日のドイツ戦でも世界王者の攻撃を食い止められるだろうか。