白熱のイタリアダービーは両者譲らずスコアレスドロー…長友出場せず

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 セリエA第8節が18日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルとユヴェントスが対戦した。なお、長友はベンチスタートだった。

 前節、インテルは敵地でサンプドリアと対戦し、1−1のドローに終わった。これで5勝1分け1敗の2位となり、首位フィオレンティーナに勝ち点差2をつけられた。今節はホームで3試合ぶりの勝利を目指す。一方、ようやく調子を取り戻しつつあるユヴェントス。チャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のセビージャ戦、前節のボローニャ戦と公式戦で連勝を飾っている。

 前半はホームのインテルがペースを握る。29分、左サイドでCKを獲得すると、ステヴァン・ヨヴェティッチのショートコーナーからマルセロ・ブロゾヴィッチが右足シュート。カーブがかかったシュートはGKジャンルイジ・ブッフォンがなんとか手に当ててクロスバーを直撃した。前半はスコアレスのまま終了する。

 後半立ち上がりにユヴェントスがチャンスを作る。47分、シモーネ・ザザが前線でボールを奪うと、アルバロ・モラタ、フアン・クアドラードとつなぎ、クアドラードがエリア内右から右足シュート。しかし、GKサミール・ハンダノヴィッチがわずかに股に当てたボールは、右ポストをかすめながら外れてしまった。

 続く69分、右サイドのクアドラードが突破してアンドレア・バルザーリがクロスボールを供給すると、ポール・ポグバと相手DFが競り合ってこぼれたボールがモラタの足下に入る。モラタが相手DFを背負ってキープし、エリア内右のサミ・ケディラがダイレクトシュート。しかし、ここは左ポストに弾かれてしまい、先制点を奪うことができない。

 このまま両チームともにゴールを奪うことはできず、0−0のスコアレスドローに終わった。なお、長友に出場機会はなかった。

 次節、インテルは敵地でパレルモと、ユヴェントスはホームでアタランタと対戦する。

【スコア】
インテル 0−0 ユヴェントス