▽明治安田生命J1リーグ2ndステージ第14節のFC東京(年間3位/2ndステージ3位)vs湘南(年間9位/2ndステージ9位)が17日に行われ、アウェイの湘南が2-1で勝利した。

▽前節、2ndステージ首位の広島を破って2連勝のFC東京と、6戦ぶりの勝利でJ1残留を目指す湘南が対峙した一戦。試合は立ち上がりから速いテンポで進んでいくが、10分に湘南DFアンドレ・バイアが負傷。島村との交代を余儀なくされた。

▽前半半ばにかけては互いにカウンターを打ち合う展開が続く。13分には右サイドを突破したネイサン・バーンズのクロスに前田が飛び込むが、ここは湘南GK秋元に対応される。対する湘南は35分にキリノ、39分に菊池俊が良い形でフィニッシュに絡むが、いずれも枠を捉えることができなかった。

▽このままゴールレスで後半突入と思われた前半終了間際にスコアが動く。前半アディショナルタイム1分、相手陣内右サイドで得たFKの場面で永木の強烈なシュートをGKアブラモフが外に弾くと、こぼれ球を拾った高山が折り返したボールをボックス右の古林が蹴り込んだ。

▽1点ビハインドに加え、前半終了間際に森重が負傷交代したFC東京は、ハーフタイム明けから中島を投入。すると50分に同点に追いつく。徳永が入れたフィードをゴール前でDFがクリアし切れずにいると、これに反応した東がゴール至近距離から冷静にファーポストにシュートを流し込んだ。

▽このゴールでJ1通算700得点を達成したFC東京だったが、直後に再び勝ち越しを許す。55分、ボックス右に抜け出した藤田征の高速クロスをゴール前に飛び込んだ菊池大がワンタッチで合わせた。

▽ホームで負けられないFC東京は、中島の積極的な仕掛けを軸にここから猛攻を仕掛けていく。だが、再三の決定機を秋元の好守に阻まれ、最後まで追いつくことはできなかった。結局、試合はこのまま湘南の2-1で終了。敵地で6戦ぶりの白星を手にした湘南は、3節を残してノルマのJ1残留を確定させた。一方、連勝がストップしたFC東京は、チャンピオンシップ進出に向けて痛い敗戦を喫した。