連勝が5でストップも、チームの奮起促すマンチーニ「これを悲劇とせず…」

写真拡大

[9.27 セリエA第6節 インテル1-4フィオレンティーナ]

 セリエAは27日、第6節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでフィオレンティーナと対戦し、1-4で敗れた。長友は4戦連続で出番はなかった。試合後、インテルのロベルト・マンチーニ監督のコメントをクラブ公式サイトが伝えた。

 49年ぶりの開幕5連勝で首位の座に立っていたインテルだが、この日の敗戦で連勝はストップした。5戦1失点の守備陣だったが、0-3の前半31分にはDFミランダが退場。数的不利に立たされるなか、1点を返したものの4失点敗戦を喫した。

 指揮官は「立ち上がりの出来事が試合を左右した。その後でイリチッチのシュートで2点目を許し、ミランダの退場もあった。それで終わってしまったね。こういった試合も出てくる。できることは多くなかった」と冷静に振り返る。

「3-5-2?それでスタートしたね。それはペリシッチを右サイドで生かしたかったからだ。しかし、すぐにミスが起きてしまった。残念だが、言うことは多くない。11人だったら挽回も考えられたが、数的不利だとすべてがより難しい。30分で終わってしまった試合だ」

 この日の結果により、フィオレンティーナに勝ち点15で並ばれたインテルは得失点差5差で下回り2位へ後退した。マンチーニ監督は「フィオレンティーナには拍手だね。ピッチで良いプレーをしていた」と相手を賞賛しながらも、「ただ、立ち上がりのゴールがすべてを変えた」と序盤の展開を悔やみ続けた。

「悪い試合はあるもので、立ち直るのが難しいこともある。今はこれを悲劇とせず、すぐにリスタートすることが大事だ。我々はひとつの試合を落としたにすぎない。カンピオナートはまだ序盤だ。あらゆる面で向上しなければいけないが、この時点で完璧なチームは存在しない。地に足をつける?もうやっているよ。我々としては何も変わらない。我々は次の試合に備えることを考える」


●欧州組完全ガイド

●セリエA2015-16特集