科学技術振興機構(JST)、浜松医科大学、島津製作所の3者は、共同開発した新型の観察装置「質量顕微鏡」を用いて、見過ごされがちだが破裂すると死亡率が8割におよぶ「腹部大動脈瘤」を調べたところ、栄養を届けるための血管が閉塞し、腹部大動脈の血管壁内を流れる血液量が少なくなっていることを発見したと共同で発表した。成果は、浜松医科大解剖学の瀬藤光利教授、同・外科学の今野弘之教授、同・海野直樹講師らの研究グループ