開幕から歴史的混戦が続いたセ・リーグは、巨人が141試合目に4年ぶりの頂点に立った。2年連続Bクラスと低迷からのV奪回。背景には適材適所の戦力補強、選手個々の成長や復活もある。多くの勝因がかみ合った中で阿部監督のマネジメント力が光った。こだわったのは「勝ちながら育てる」。高卒2年目の浅野翔吾外野手(19)の成長なくして悲願は成し得なかった。坂本、戸郷に続くスターの系譜。19歳の現在地に迫る。歓