岸田文雄首相は29日、山梨県の製造業や農業の現場を視察し、通常国会閉会後の地方行脚をスタートさせた。自民党派閥の裏金事件で支持率の低迷が続き、秋の党総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化。首相は政権の取り組みをアピールし、弱点とされる地方票の取り込みを狙う。スマートグラスの説明を受ける岸田文雄首相(左)=2024年6月29日午後1時59分、山梨県韮崎市の旭陽電気韮崎工場、代表撮影首相は視察後、記者団に