今年9月、島根県松江市の道の駅に段ボール製の授乳室が設置されて、議論を呼んだ。武蔵大学社会学部教授の千田有紀さんは「この問題の本質は、安全性などの段ボール授乳室の機能面にあるのではない。段ボール授乳室でも『(ないよりはいいので)ありがたいです』と言わざるを得ない、子育て世代が置かれている状況こそ、改善の余地があるのではないか」という――。写真=iStock.com/maruco※写真はイメージです - 写真=iStock.c