脱税や租税回避行為の温床であるタックスヘイブン。先進国の多くは税収不足で被害を受けているが、なぜ野放しになっているのか。『お金で読み解く世界のニュース』(PHP新書)を出した元国税調査官の大村大次郎さんは「タックスヘイブンの黒幕はイギリスだ。しかし、最大の被害を受けているアメリカはこれを取り締まることができず、自身がタックスヘイブンを創設、運営するようになった」という――。※本稿は、大村大次郎『お金