中国は2016年3月、国連安全保障理事会で採択された対北朝鮮制裁決議に基づき、北朝鮮産の石炭の輸入を禁止した。そして2017年8月には、北朝鮮産石炭の輸出を全面的に禁じる制裁決議が国連安保理で採択された。それにもかかわらず、その後も密輸出が続けられていたが、北朝鮮がコロナ禍で国境を封鎖したため、ごく一部の例外を除き貿易が完全にストップしてしまった。(参考記事:「石炭密輸で稼いだ外貨、軍に流入」北朝鮮内部から