北朝鮮北部の両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)で、国営商店で働いていた人々が次々に店を去る事態となっている。詳細を、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。まず、北朝鮮の国営商店の現状について説明しておこう。恵山には他の北朝鮮の都市同様に、多数の国営商店が存在するが、1990年代の大飢饉「苦難の行軍」の頃に開店休業状態に陥ってしまった。地元の国営工場の8割が稼働中止に追い込まれ、商品が供給されなくなった